内縁と事実婚とは?


 内縁(内縁関係)も事実婚も、法律上の定めがある訳ではありませんから、その意味には不明確な部分が残りますが、以下のように理解することができます。

 内縁とは、「婚姻の社会的実体(事実上夫婦同然の生活)はありますが、婚姻届の出されていない男女の関係」を言います。

 他方、事実婚という場合は、名字、家への考え方、戸籍への考え方等の問題で、法律に縛られたくないなどの理由から、意図的に選択された事実上の婚姻関係をいうことが多いようです。

 この内縁と事実婚の関係については、内縁の方が広い範囲を意味し、事実婚も内縁に含まれると理解することができます。